キャプテンは皆のもの。

その笑顔も優しさも皆のもの。

でも、それじゃ痛いのです。

棘がちくりとささります。






















「渋沢。
 これについてのだが…意見を聞きたい。」

あっ。
あんまり近寄るなよ。
キャプテンもそんな笑顔で答えてないで。











ちくりと棘一つ。











「渋沢。
 悪いんだけど、これ。
 あんたでどーにかしてくれない?」

なんでも任せないでよ。
…なんで選抜でもキャプテンなの?
確かに頼りがいあるけど。











ちくりと棘一つ。











「渋沢覚悟しておけ。お前ば倒すとは俺たい。」

宣戦布告って笑顔で受けるもんじゃないと思います…(汗)
キャプテンを負かすのは俺だけなの。
相手にしないで…。











ちくりと棘一つ。











「すみません。渋沢先輩。
 お世話かけてしまって…。」

あー、風祭頭なでてもらってる。
優しく微笑んでもらってる。
…俺だけの特権だと思ったのに!!











ちくりと棘一つ。











「おい。それとってくれや。」

ああ。何であなた達はツーカーなのですか。
あれとそれとおいで分かるんですか?
…これは俺とタクも同じなのでまぁいいや…。











それでもちくりと棘一つ。











刺さった棘はいくつだろう。














もう数えきれないや。
















「藤代。」
俺を呼ぶ声。
「なんでしょう?キャプテン。」
すぐに反応。
周りからは飼い主と犬扱い。
いいだろ。
それって…公認って事でしょ?



「どうした?少し顔色が悪いけど?」
「えー。そんなことないですよ。」













棘いくつ刺さってる?













「そっか…きのせいか…。」


鋭いです。キャプテン。


「でも…。」


ぽんと頭をたたいて一言。


優しい声音。


「無理だけはするな。」


優しい目。


「はい。」


返事一つ。
ぎゅっと抱きつく。
周りから見たら、いつものスキンシップ。



でも…本当は違うんだ。



俺の棘を切ってくれるのはあなたの腕の中。


暖かくて…いつも気にしてくれるから。


時々意地悪しちゃったり。

















「ありがとうございます。
 克朗さんv」















にこっと笑顔一つ。


言ってやったりv


赤くなってるキャプテンの顔はしばらく選抜の名物になったとか。


☆没ネタ☆(反転で)

「にんじんはきちんと食えよ。


すみません。
棘百本ちくり。

痛いです…棘が痛すぎです(泣)

END

ギャグで落としてみました。
さすがに話の内容にあわないんで、
却下しました…。

どうしても呼ばせたかった。
藤代君に「克朗さん」と。
他サイト様で始めて見てすごく言わせたかった。
至福…vvそれだけで…よい。
藤渋藤?微妙。個人的には渋藤希望(笑)
藤代君が可愛くなりすぎかな…ま、いいか。
渋キャプは優しいお兄さんイメージ☆
上から順に、不破・椎名・功刀・風祭・三上です。
功刀さんの熊本弁は間違えてたらゴメンなさい。
(資料byソックスコードネーム:バトラー)