俺の世界のモノクローム。
















06.白と黒















サッカーボール。
子供の頃から学んでた音楽を捨てて選んだ道に
必要不可欠なもの。
初めて蹴った思い出と衝撃は忘れない。











ユニフォーム。
サッカーの強豪中学で11人のみ着ることが許される。
最初は憧れだった。
でも、今は違う。
努力の結果、袖を通すまでに成長した。











親友。
真っ黒い髪と真っ黒い目。
生き生きとした瞳はひまわりの象徴。
いつも俺を気遣ってくれる優しい親友。











憧れの先輩。
整った顔と優しい瞳を持つ人。
いつも俺のそばに居てくれて、
俺の事を考えてくれている。






「竹巳」







優しい声で名前を呼んでくれる。











それを聞くだけで一気に色づく俺のモノクローム。


短編。
今度は笠井君一人称で(笑)
ニヒル笑みで呼んでるのか、優しい笑みで呼んでるのか、
それだけで話が分岐する三上様の台詞(笑)